平成26年2月21日
日本人って、やっぱり素晴らしい
この度の大雪で被害に遭われた北関東甲信の方々にはお見舞い申し上げます。
南国に住んでいると、雪の怖さというものが実感としてイメージ出来ないのだが、被害は
相当なものだったようだ。
孤立する集落があったり、幹線道路で何日も立ち往生する車がでたり、雪の重みで屋根
が崩落したり、と本当に大変なことだと思う。
しかし、そんな過酷な状況の中、心がホットするような話がある。
立ち往生した車の運転手が、皆、コンビニに食べ物を買い求めに行ったが、デリバリー
がないため、圧倒的に品不足だった。
そんな状況の中、数少ないおにぎりを、先に買った人が独り占めするのではなく、見ず
知らずの人達と分け合ったということらしい。
また、パンの配送車が、状況を判断して、配送していたパンを、皆に分け与えた、という
ことらしい。
これを聞いて、日本人って、やっぱり素晴らしい、と心から思った。また、自分が同じ立場
だったら、こんなこと出来るかなあ?と思って恥じ入った次第である。
こんな話を、今、とやかく言われている道徳教育の教科書に載せて皆で議論したら、意義
深いことだと思うのだが。決して、特定の価値観に基づく偉人伝でなく、普通の人達の立派
な行ないとして、大きな教訓になると思う。
蛇足ながら、豪雪の中、道で数日間も立ち往生、そして食料の逼迫という状況に置かれた
場合、もし日本人でなかったならどうなっていただろうか。
おそらく、隣国の人なら、一人で買い占めて、もし欲しかったら、通常の10倍価格で売ると
か、あるいは、誰がが分けて欲しいと懇願してきたら、実力行使で排除したかもしれないなあ。
はたまた、自然災害に対して仮想の原因をでっち上げて、誰彼のせいであると声高に叫んで
フラストレーションの捌け口を求めてシュプレヒコールを行なっていたかもしれないなあ。
地球の裏側の国の人なら、おそらくお祭り騒ぎで、コンビニやパンの配送トラックを襲って
略奪を行なっていたかもしれないなあ。
本当に、日本人って素晴らしい道徳観を持っているなあ。
2014-02-21 10:28:09
らあめん亭日記
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