平成25年12月11日
アンパンマンの歌を、現代の教育勅語に
孫を連れてドライブした時、BGMでアンパンマンを聞いていた。
2歳10ケ月の孫が、一緒になって大声で歌っていた。
何気なく聞いた、その歌詞に驚愕!
「何のために生まれて、何のために生きるのか、
答えられないなんてイヤだ。」
「何が君の幸せ、何をして喜ぶ、
解らないで終わる、そんなのはイヤだ。」
思わず身震いした。
何て深い詞なんだ。
これを子供が歌っているのだ。現代版の「教育勅語」と言えよう。
会津では、小学校で「什の掟」(NHKドラマの八重の桜で有名になった
「~ならぬものはならぬものです」で結ばれる武士道精神)を唱和して
いるらしいし、萩では、小学校で吉田松陰の言葉を朗唱しているらしい。
おそらく、子供たちの精神的バックボーンになっていくのであろう。
だが、それ以外の地方では、私立学校は別として、少なくとも公立の
小学校では、それらしきことは教えられていないと思う。
でも、人間、一番大切なこと、背骨となることは、この「何のために生きる
のか」を、もがき苦しみながら求め、それを掴んでからは、その目的を
達成するために、自分流の理想=夢の実現に向けて努力していくことに
尽きると思う。
その「何のために生きるのか」の答えは、正解や統一の答えはないから、
答えを教えるものではないし、教えれえた知識レベルでは、すぐフラつく。
要は、自分で掴むしかないのだ。
だが、その「何のために生きるのか」を求めることの大切さを諭すことは、
一番大切な教育だと思う。実際、これがわからないまま、年を重ねてしまう
のが大半なんだから。(私も、恥ずかしながら、50歳を超えて、やっと掴み
かけたような気がするのだ。)
教師や他人から与えられる知識レベルのことは、基礎能力と努力で吸収
できることが大半だと思うが、生き方は、そうではない。だからこそ、大切
なんだと心底思う。
アンパンマンの歌詞は、ぜひ、聞くに値する。
平成25年12月3日
Where have all the children gone? 子供たちはどこへ行った?
どこの地方都市でもみられる現象とは思うけど、徳島では、子供の数が
めっきり減ってしまった。中でも、街から消えてしまったようだ。
昭和の時代には、放課後の小学校では、必ず子供たちが、ドッジボールや
鬼ごっこ、さらには、子供たちが自分たちで開発した遊びで、思いっきり遊ん
でいた。5時くらいになったら、やっと放送で「家に帰りましょう」といったアナ
ウンスがされていたように思う。
あるいは、住宅街には、狭いながらも必ず公園があって、野球を筆頭に、
いろんな遊びに興じたものだった。公園の遊びでは、学年が違う子供たち
が一緒に遊び、学校とは異なる社会勉強をしていたのでは、と思う。
ところが、最近は、放課後の学校は、万一、怪我をした時に、学校の管理
責任が問われるので、授業終了後、すぐ帰宅することを強制される。
公園は公園で、年寄りの集会場となって、うるさい子供たちは排除され、
ボール遊びなど言語道断である。
これでは子供たちは一体、どこで遊べば良いのだろうか。
リタイヤ世代に対しては、今まで、社会を支えてくれたことに尊崇の念を
もって、敬うことは当然のことである。
だが、国の将来を支えるのは、この子供たちである。
When will they ever learn?
いつになったら分かるのだろう?
2013-12-12 16:25:32
らあめん亭日記
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