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平成25年

平成25年

平成25年9月6日
「矛盾の話」

  
先日、某テレビを見ていたら、日本の地方の山村のレポートをしていた。

 この地方は極めて高齢化・過疎化の進んだ限界集落で、未だに、囲炉裏やかまどがあったり、萱葺き屋根
の民家があったりする。そして、その民家で、レポーターが一泊体験のレポートをするというもんだったのだ。

 裏の畑で取れた作物を食べたり、棚田での農作業を体験するシーンがあった。
 TV局特有の、ディレクターの予め想定されたストーリーに沿ってデフォルメされた内容ではあったが、確か
に昭和40年前後には、徳島の西部の農村地帯にも、こんな萱葺きの家が、結構あった記憶があるので、
そのイメージは、かなり近いかもしれない。

 あの頃に比べたら、今の暮らしは、格段に便利になったというのが正直な実感なのだ。

 しかし、そのレポーターときたら、私こそ日本の知性ですと言わんばかりの顔で、「失われてしまった日本
の原風景は残してもらいたいものですね。」と言っておったのだ。

 そりゃ、都会から、たまに山村の限界集落にやってきて、2~3日生活するには楽しいかもしれないが、ずっと
ここで不便な生活する年寄りの気持ちにもなってみろ、と言いたかったのは、一人や二人ではないと思うのだ
が。

 そう言えば、ガラパゴスはじめ、世界の秘境の自然を守りましょうと言っている連中が、そこに入っていくこと
で、その自然を壊しているらしい。

 全く世の中、矛盾が多いなあ。

 ラーメンを食べて、ハッピーになろう。
 嗚呼! ハフハフの幸せ。
                                                             by    韓非
 
平成25年6月19日
「未だ我、木鶏たりえず」

 先日、京都大学名誉教授の講演会を聞く機会があった。
 現在の日本の混迷の原因と、その解決策という内容だったが、歴史、宗教、社会、国際比較、憲法、法制度、
経済価値観、安全保障等からの実に精緻な分析で、感銘を受けたのだ。

 大切なのは、国としてのアイデンティティー、理念の明確化と共感、ということだった。ドラッカーへの再評価
以後、経営の世界で言われているミッションの明文化と同じかなあと思った。

 講演会の後のパーティーでは、友人と、その分析の深さ、鋭さについて驚嘆し合っていた。「マスコミのような
皮相な分析と、偏狭な価値観に基づく論理展開とは、レベルが全く違うなあ」と、つい口に出そうになったのだが、
すぐ横に、新聞社とTV局の人間がいたので、流石に発言するのは控えたのだ。

 最近、何の分野でも、少しだけ勉強して、いっぱしの専門家気取りで嬉しげに、文章をブログ等に書いたり、
素人がTVのコメンテーターとして発言して天下に大恥をさらしたりするのをよく見るけれども、やっぱり、生兵法
は大怪我の元と思ったのだ。本物のプロの前では、すぐに馬脚を露してしまうからね。

 そういえば、数年前、グルメで有名な林屋こぶ平(現三平)が、鮨に凝っていた頃の苦い思い出を雑誌に書い
ていたなあ。

 こぶ平が友人と一緒に銀座の鮨屋のカウンターで、あれこれと生半可な薀蓄を語りながら鮨をオーダーして
いたら、真隣の席の初老の紳士が、玉子焼と海老、ヒカリモノを注文した。
 こぶ平は、「なんだ、この素人の爺さんは。玉子や海老のような子供が食べるようなものを注文して。」と思っ
たらしい。

 一度、顔を見てやれと、横を見た瞬間、震え上がったとのこと。そこには、江戸文化研究の世界ではかなり名の
知られた、鮨通としても高名な粋人が座っていた。

 その粋人は、「若いもの、寿司というものは。そんなにしていただくもんじゃないぞ。」ということを、口で教えるの
ではなく、自然に諭そうとしていたのだろうと思ったということだった。.

 こぶ平は、一瞬にして、自分の浅はかさに赤面して、以後、生半可な知識で薀蓄を語ることをやめたらしい。

 語らずに背中で教えた「粋人」も偉いけど、それを悟ったこぶ平も偉いなあ。こんな成熟した精神を持った大人
ばかりの世界なら、物事は全て上手くいくだろうな。

 考えてみたら、自分も、最近、本業以外のことで、評論家みたいに、人のことを批判したり、人にケチを付けて
ばかりしていたような気がするのだ。マイナス波動ばかり出ていたような気がする。

 しかもその論拠たるや、素人の浅はかさの典型。 生兵法は大怪我の元。  

 嗚呼! 恥ずかしい、恥ずかしい。

 未だ、我、木鶏たりえず。
                                                                   by 双葉






平成25年1月3日
「初日の出」

 いろんなことがあった平成24年に別れを告げて、平成25年に「よろしく」って挨拶しようと、初日の出を
拝むことにしたのだ。

 南阿波サンラインっていう徳島の東海岸で、真っ赤な大きな太陽に向かって、「世界平和と五穀豊穣」を願って
拝んだのだ。たまには崇高な気持ちになりたかったから。

 南阿波サンラインは、背面の西側が険しい山に遮られ、東南の方の海に向かって開けたところ。紀伊水道から
太平洋が一望できる、実に風光明媚なところなのだ。

 その時、一緒にいた参拝者から一言。

 「日の出がこんなに綺麗なのだから、水平線に沈む夕陽も同じくらい綺麗だろうなあ。夕方、もう一回ここに来て、
沈む夕陽を見てみたいなあ。」

 そういえば、この場所の朝日の美しさは、いろんな評判を聞くけど、夕陽の美しさは、一度も聞いたことがないなあ。
新しい発見なのかもしれない。

 なにせ、東に向かって開けたところなのだから。

 嗚呼! ハフハフの幸せ。

2013-12-03 16:52:19

おとぼけ日記   |  コメント(0)

 

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