らあめん亭日記
平成26年11月
所変われば品変わる
寒い寒い、北海道へ行ってきた。
北海道は3年振り、しかも、こんな寒い季節は初めてだ。以前は9月と5月だった。
今回は、工場見学がメインであったが、空いた時間で、札幌市内のスーパー
を何店か見学してみた。
その店は地元資本の店でなく、全国大手チェーンの店であったため、ある程度
画一化された品揃えであった。あまり、地元色は感じられなかった。
これなら、札幌でも仙台でも、いや大阪でも同じではないか、と感じた次第。
やはり、地方都市に北なら、全国チェーンではなく、地元資本で地産地消を旗印
に、独自性を発揮して、大手チェーンと差別化している店を見なければ駄目だと
思った。
この店の見学は早めに終えて、地元資本のスーパーを見学に行こうと行動を起
こした瞬間、目の前に驚くべき光景が浮かんだ。
生ラーメンが陳列されたコーナーで、スープが添付されていない、業務用のよう
な生ラーメンの陳列面積が恐ろしく広い。こんなの見たことない。
さらにギョッ! ラーメンコーナーに豚ガラと鶏ガラが並んでいるではないか。
百歩譲って、精肉コーナーにあるのなら納得もいくが、ガラがラーメンコーナー
に並ぶとは、驚愕以外の何者でもない。
札幌の人は、ラーメンスープを自宅で、ガラからじっくり炊き出して食べるのか。
やはり、札幌が日本一のラーメン処と言われる所以の一つかと思った。
因みに香川県に行けば、出来立ての「茹でうどん」の陳列面積が恐ろしく広い。
本当に、所変われば品変わるを実感した日であった。
2014-11-19 10:27:29
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平成26年3月28日
サル以下ばかり
年度末になり、立て続けに送別会があった。親しくなった人が転勤で離れてしまうのは、
毎年の恒例とはいえ、少しセンチになるものである。
つい、酒を飲みすぎてしまうのも、毎年の恒例か。ただ、肝臓のアルコール処理量と所要
時間は、逓減していたのが、ここ数年、急激に衰えたような気がする。
分かっているのに、つい呑みすぎてしまい、二日酔いになって、翌日、大変苦しく、不快な
思いをするのは、人間の性なのか。
ところで、昔、あるテレビ番組で、二日酔いの実験をしていたことを思いだした。
それは、サルに美味しいものを食べさせ、その中にアルコールを仕込んでいる、というもの
だった。
案の定、サルは二日酔いになり、大変苦しい思いをしていたようだった。
そして、翌日、その美味しい食べ物(今回はアルコール抜き)を、与えようとしたら、サルは
歯をむいて、怒りをあらわにしていた。「そんなものを食べさせたら、ただじゃおかないぞ。」
と言わんばかりの、凄い剣幕だった。
これが、一度、痛い思いをしたら、同じ過ちを繰り返さないという学習効果という。このサルに
は、きっちりと学習効果が表れていた。
嗚呼、サルでも、学習効果があるのに、人間には何で学習効果がないのだろうか。 はっきり
言ってサル以下ではないか。
そういえば、こいつもサル以下、あいつもサル以下、みん~なサル以下。
嗚呼、サル以下人間の何と多いことよ。
2014-03-28 15:32:08
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平成26年2月21日
日本人って、やっぱり素晴らしい
この度の大雪で被害に遭われた北関東甲信の方々にはお見舞い申し上げます。
南国に住んでいると、雪の怖さというものが実感としてイメージ出来ないのだが、被害は
相当なものだったようだ。
孤立する集落があったり、幹線道路で何日も立ち往生する車がでたり、雪の重みで屋根
が崩落したり、と本当に大変なことだと思う。
しかし、そんな過酷な状況の中、心がホットするような話がある。
立ち往生した車の運転手が、皆、コンビニに食べ物を買い求めに行ったが、デリバリー
がないため、圧倒的に品不足だった。
そんな状況の中、数少ないおにぎりを、先に買った人が独り占めするのではなく、見ず
知らずの人達と分け合ったということらしい。
また、パンの配送車が、状況を判断して、配送していたパンを、皆に分け与えた、という
ことらしい。
これを聞いて、日本人って、やっぱり素晴らしい、と心から思った。また、自分が同じ立場
だったら、こんなこと出来るかなあ?と思って恥じ入った次第である。
こんな話を、今、とやかく言われている道徳教育の教科書に載せて皆で議論したら、意義
深いことだと思うのだが。決して、特定の価値観に基づく偉人伝でなく、普通の人達の立派
な行ないとして、大きな教訓になると思う。
蛇足ながら、豪雪の中、道で数日間も立ち往生、そして食料の逼迫という状況に置かれた
場合、もし日本人でなかったならどうなっていただろうか。
おそらく、隣国の人なら、一人で買い占めて、もし欲しかったら、通常の10倍価格で売ると
か、あるいは、誰がが分けて欲しいと懇願してきたら、実力行使で排除したかもしれないなあ。
はたまた、自然災害に対して仮想の原因をでっち上げて、誰彼のせいであると声高に叫んで
フラストレーションの捌け口を求めてシュプレヒコールを行なっていたかもしれないなあ。
地球の裏側の国の人なら、おそらくお祭り騒ぎで、コンビニやパンの配送トラックを襲って
略奪を行なっていたかもしれないなあ。
本当に、日本人って素晴らしい道徳観を持っているなあ。
2014-02-21 10:28:09
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平成25年12月11日
アンパンマンの歌を、現代の教育勅語に
孫を連れてドライブした時、BGMでアンパンマンを聞いていた。
2歳10ケ月の孫が、一緒になって大声で歌っていた。
何気なく聞いた、その歌詞に驚愕!
「何のために生まれて、何のために生きるのか、
答えられないなんてイヤだ。」
「何が君の幸せ、何をして喜ぶ、
解らないで終わる、そんなのはイヤだ。」
思わず身震いした。
何て深い詞なんだ。
これを子供が歌っているのだ。現代版の「教育勅語」と言えよう。
会津では、小学校で「什の掟」(NHKドラマの八重の桜で有名になった
「~ならぬものはならぬものです」で結ばれる武士道精神)を唱和して
いるらしいし、萩では、小学校で吉田松陰の言葉を朗唱しているらしい。
おそらく、子供たちの精神的バックボーンになっていくのであろう。
だが、それ以外の地方では、私立学校は別として、少なくとも公立の
小学校では、それらしきことは教えられていないと思う。
でも、人間、一番大切なこと、背骨となることは、この「何のために生きる
のか」を、もがき苦しみながら求め、それを掴んでからは、その目的を
達成するために、自分流の理想=夢の実現に向けて努力していくことに
尽きると思う。
その「何のために生きるのか」の答えは、正解や統一の答えはないから、
答えを教えるものではないし、教えれえた知識レベルでは、すぐフラつく。
要は、自分で掴むしかないのだ。
だが、その「何のために生きるのか」を求めることの大切さを諭すことは、
一番大切な教育だと思う。実際、これがわからないまま、年を重ねてしまう
のが大半なんだから。(私も、恥ずかしながら、50歳を超えて、やっと掴み
かけたような気がするのだ。)
教師や他人から与えられる知識レベルのことは、基礎能力と努力で吸収
できることが大半だと思うが、生き方は、そうではない。だからこそ、大切
なんだと心底思う。
アンパンマンの歌詞は、ぜひ、聞くに値する。
平成25年12月3日
Where have all the children gone? 子供たちはどこへ行った?
どこの地方都市でもみられる現象とは思うけど、徳島では、子供の数が
めっきり減ってしまった。中でも、街から消えてしまったようだ。
昭和の時代には、放課後の小学校では、必ず子供たちが、ドッジボールや
鬼ごっこ、さらには、子供たちが自分たちで開発した遊びで、思いっきり遊ん
でいた。5時くらいになったら、やっと放送で「家に帰りましょう」といったアナ
ウンスがされていたように思う。
あるいは、住宅街には、狭いながらも必ず公園があって、野球を筆頭に、
いろんな遊びに興じたものだった。公園の遊びでは、学年が違う子供たち
が一緒に遊び、学校とは異なる社会勉強をしていたのでは、と思う。
ところが、最近は、放課後の学校は、万一、怪我をした時に、学校の管理
責任が問われるので、授業終了後、すぐ帰宅することを強制される。
公園は公園で、年寄りの集会場となって、うるさい子供たちは排除され、
ボール遊びなど言語道断である。
これでは子供たちは一体、どこで遊べば良いのだろうか。
リタイヤ世代に対しては、今まで、社会を支えてくれたことに尊崇の念を
もって、敬うことは当然のことである。
だが、国の将来を支えるのは、この子供たちである。
When will they ever learn?
いつになったら分かるのだろう?
2013-12-12 16:25:32
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